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2014年1月 8日 (水)

人間国宝

年末年始の休暇中、湯河原にある人間国宝美術館に行きました。

家族旅行で行く場所に窮してのことだったのですが(スミマセン)、訪ねてみると「珠玉の人形たち―四人の巨匠―平田郷陽 堀柳女 鹿児島壽蔵 野口園生」という企画展が行われていました。

以前書いた事があったかどうか忘れてしまいましたが、この四人の巨匠のうち堀柳女は吉川英治とは遠縁にあたる人物です。

吉川英治の母親・いく(旧姓山上)の祖母・加野子には二人の姉がおり、長女の真樹子は攻玉社の創立者である近藤真琴と結婚しています。
そして、次女の芳子の曾孫にあたる山田松枝(旧姓柿内)が人形作家“堀柳女”である、ということになります。

つまり、吉川英治の曾祖母の姉の曾孫が堀柳女ということになるわけで、ものすごく遠縁です。
事実、吉川英治も自叙伝「忘れ残りの記」の連載中(『文藝春秋』昭和30年1月号~31年10月号)に指摘を受けてそのことを知ったことを「忘れ残りの記」の中の『春の豆汽車』という章に書いているくらい遠い縁です。

堀柳女は明治30年8月25日生まれということなので、明治25年8月11日生まれの吉川英治より5歳年下です。
曾祖母の姉の曾孫ということは世代的には同じということになるので、年齢も近いわけですね。
奇しくも吉川英治が「忘れ残りの記」の連載を始めた昭和30年に≪衣裳人形≫で重要無形文化財保持者、いわゆる“人間国宝”に認定されています。
没年は昭和59年(1984年)なので、今年は没後30年ということになります。

そんな堀柳女の作品を、一度実際に見てみたいと思っていましたが、それが叶いました。
東海道線の線路近くにあって、車窓から何度も目にしていた美術館だったのですが、今まで一度も立寄らなかったとは迂闊でした。

企画展は3月28日までのようですが、興味のある方は実際に訪ねてみてください。

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