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2014年6月25日 (水)

第17回吉川英治記念館写真コンテスト入賞者

吉川英治記念館写真コンテストの選考会を先日行い、下記のように決定いたしました。

金賞(1点)
「一矢無心」鍵本裕次(広島市)<武蔵の道>

銀賞(1点)
「時を重ねて」湖山昌男(奈良市)<本>

銅賞(1点)
「ヒロシマの子」堂畝紘子(広島市)<平和>

佳作(2点)
「春の夜」内田貴治(墨田区)<平和>
「ふれあいタイム」山口洋子(大田区)<平和>

入選(22点)
「祈り」秋篠重仁(盛岡市)<平和>
「むし」太田誠二(新潟市)<武蔵の道>
「おでかけ」小畑一弘(一関市)<平和>
「主役にエール」金益隆志(日高市)<平和>
「散ゆく八重桜」川崎幸雄(桑名市)<武蔵の道>
「村の祭り」小久保英夫(恵那市)<平和>
「無病息災」小崎敬司(二宮町)<平和>
「二人の瞬間」佐藤勝人(東京都府中市)<平和>
「LOVE」杉本礼文(調布市)<平和>
「健やかな日々」鈴木修吉郎(鎌倉市)<平和>
「応援団」竹尾康男(宮崎市)<平和>
「ハイ、いい顔して!」橘初雄(神戸市)<平和>
「ひと時」檀田俊行(広島県府中市)<平和>
「小さな先生」丹羽賢一(仙台市)<本>
「探す楽しさ」藤森保男(岡山市)<本>
「宝探し」牧原昭文(倉吉市)<平和>
「冬に遊ぶ」(3枚組)宮沢千春(千曲市)<平和>
「宵祭り」(4枚組)宮田憲雄(広島県府中市)<平和>
「無題」ミヨシトシオ(箕面市)<本>
「手放せないのよ」八木英雄(仙台市)<本>
「菜の花ウェディング」山崎秀司(太子町)<平和>
「日米親善流し踊り」山下利夫(あきる野市)<平和>

募集したテーマは「平和」「本」「露しとど武蔵の道の果もなく」の3つで、応募総数373点(応募人数134名)でした。

要項では、今月中に応募者全員に結果を通知するとしておりますが、休館期間中のため人手不足で、来月初めになります。ご容赦ください。

まずはこのブログで発表させていただきます。

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2014年6月24日 (火)

原作と映画

「ホドロフスキーのDUNE」という映画を観てきました。

「エル・トポ」などで知られる映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーが、フランク・ハーバートのSF小説「デューン」を映画化しようとして、それに頓挫するまでを描いたドキュメンタリー映画です。

映画の全体的な感想は措くとして、吉川記念館の学芸員として気になったホドロフスキーの発言をご紹介します。

映画を作る時は原作から自由になるべきだ。結婚と同じようなものだ。花嫁は純白のドレスを着ている。純白のドレスのままでは子供は作れない。脱がさなきゃダメだ。花嫁を犯すためにね。
そうすれば自分の映画を作れる。私はハーバートの原作をこうやって犯したんだ。大きな愛をもってね。
(パンフレットより引用)

ホドロフスキーは、文章で表現される小説と映像で表現される映画は根本的に別のものだという信念があったのでしょう。
それと同時に、自分が表現したいもののために原作を利用するという意識も。

おもしろいことに、原作小説を提供する側である吉川英治もまた、それを結婚になぞらえていました。

本人が書き残したものはありませんが、「原作を提供するのは娘を嫁にやるようなものだ」と、周囲に対して口にしていたそうです。

吉川英治は明治生まれの、どちらかと言えば古い家族観の持ち主ですから、嫁に出したからには娘はもう相手方の家のものであり、相手がその家風に合うようにしていくものだという意識を前提にした言葉ととらえると、これも、文章と映像は違うものだから、原作通りでなくても構わない、改変されるのも仕方がないということでしょう。

原作を提供する立場の小説家たる吉川英治と、それを映画化する立場のホドロフスキーが、同じ『結婚』という言葉を用いたのが、興味深く思えました。

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2014年6月15日 (日)

カニの図

月末に、「旧吉川英治邸を隅から隅まで見てみよう」というイベントをやります(申し訳ありませんがもう受付は締め切っています)。

その準備のため、母屋内を整理していたところ、いろんなものが見つかりました。

以前、こんな記事を書いたことがあります(これこれ)。

そこで話題にした丸木スマの「カニの図」と思われるものが出てきました。

Photo

吉川英治が赤松俊子からこの絵を贈られたのは昭和30年のことなので、現在記念館となっている吉野村の家から品川に転居した後のことです。
吉川英治はその後、さらに渋谷区松濤、港区赤坂に転居し、そこで亡くなります。
吉川英治の没後、残された夫人は、自分だけでは家が広すぎるということで、赤坂の家を手放します。

その間も、吉野村の家は吉川家の別宅として残っていましたので、度重なる転居の中で不要になったものや家に置ききれなくなったものを吉野村の家に送って、いわば倉庫代わりにしていました。
そんな中で、「カニの図」もこちらに送られ、様々なものの中に紛れてしまっていたようです。

ちょっと興味深い発見だったので、ご紹介してみました。


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2014年6月10日 (火)

雨を見くびるな

6月7日、横浜において文学散歩「横浜山手に吉川英治のルーツを訪ねる」を実施する予定でしたが、大雨のため中止といたしました。
参加予定の皆様には、ご迷惑をおかけしました。
申し訳ございません。

私はと言えば、青梅から横浜までは2時間以上かかるので、当日遅刻しないよう、6日のうちに横浜に移動して宿泊したのですが、結局中華街で一人でビールをくらって帰るだけの結果となりました。
その中華街も、大雨でかなりガラガラでしたが。

それにしても、今年は公私ともに予定が中止になることばかりです。
徳川夢声のレコードを聴く会は応募少数のため中止。
文学散歩は応募が定員を超えたので抽選したほどだったのに、大雨で中止。
個人として企画にも協力した台湾ツアーも応募少数で中止。

なんとなくやる気も萎えますが、文学散歩は中止の原因が大雨なので、時期を変えて仕切り直ししたいと思います。

ご期待ください。

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