2018年6月20日 (水)

念押しの告知

7月は、文学散歩、文学講座、「旧吉川英治邸を隅から隅まで見てみよう」という3つのイベントを開催します。

幸い、「隅から隅まで……」については、新聞に記事が掲載されたおかげで、順調に応募が集っていますが、他の2つのイベントについては、想定している最少の実施人数に達していません。

募集の締切も近いので、再度告知します。

まず、文学散歩ですが、今回は文学散歩リバイバルと称して、過去に実施した青梅市内での文学散歩を再構成して、改めて青梅市内の吉川英治の痕跡をたどります。

解説する地点は、JR青梅線二俣尾駅、奥多摩橋、吉川英治記念館、吉野公民館跡、万年橋碑、宗建寺などです。

詳しくはこちらをご覧ください。
締切は6月25日です。

次に文学講座ですが、テーマは「趣味の吉川英治」。

全3回ですが、3人の講師が異なる内容の話をします。

「三国志とお茶」(講師:前吉川英治記念館学芸員・城塚朋和)

「競馬を愛した吉川英治」(講師:吉川英治記念館館長、吉川英治長男・吉川英明)

「健康マニアで将棋が弱い?」(講師:吉川英治記念館学芸員・片岡元雄)

というタイトルになっています。
現在開催中の「吉川英治の見た戦争」よりは気軽な内容になっています。

詳しい内容はこちらをどうぞ。

こちらの締切は6月30日です。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

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2018年6月 8日 (金)

旧吉川邸を隅から隅まで見てみよう」

そして、もう一つ、6月7月と連続して行うのが「旧吉川邸を隅から隅まで見てみよう」というイベント。

現在記念館となっている吉野村の吉川英治邸の母屋を、1階から3階まですべてお見せします。
書斎の中にも入れます。

もうすでに何回も行っていますが、1回の定員は15名と少なく、滅多にない機会でもあります。

6月分は既に締切っていますが、7月分は只今募集中です。

ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

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2018年6月 7日 (木)

文学講座

今週末から連続3回の文学講座「吉川英治の見た戦争」というのを開催します。

こういう形での文学講座は、初めての開催となります。
記念館が存続できるかどうかの瀬戸際という時になって初めて開催するというのも、遅きに失した感はありますが。

これはもう応募を締め切っていますが、7月にも文学講座を開きます。
テーマは「趣味の吉川英治」。

3人の講師で、それぞれ「三国志とお茶」、「競馬を愛した吉川英治」、「健康マニアで将棋が弱い?」というタイトルで1時間話します。

詳しい内容はこちらをどうぞ。

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2018年6月 6日 (水)

7月の文学散歩

つい先週の土曜日に、文学散歩を実施しました。

暑い中を、そこそこ長い距離、ひたすら徒歩という苦行を参加者の方には課してしまいましたが、その苦行以上のものを提供できたかどうか?

さて、実は7月にも文学散歩を開催します。

今までになく短いインターバルでの開催ですが、何しろ開館日数が大幅に減ってしまいましたので、せめて、イベントを増やさないと申し訳ないという、何というか、罪滅ぼしという感覚と言えばいいでしょうか。

今回は文学散歩リバイバルと称して、過去に2回実施した(計画だけなら4回計画した)青梅市内での文学散歩を再構成して、改めて青梅市内の吉川英治の痕跡をたどります。

詳しくはこちらをご覧ください。

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2018年3月24日 (土)

絶筆「新・水滸伝」

では改めて、「最終回から見た吉川英治作品」に関連したお話しを。

昭和36年、吉川英治は二つの連載小説を執筆していました。
「新・水滸伝」(雑誌『日本』昭和33年1月号~)と「私本太平記」(『毎日新聞』昭和33年1月18日~)です。

人間はなぜ争うのか、人間の幸せとは何かを追求した「新・平家物語」に引き続き、人間を惑わせる権力の魔力とは何かを描こうとした「私本太平記」と、中国の古典として親しまれてきた活劇である「新・水滸伝」では、作品の性格が随分異なります。しかし、吉川英治にとっては、書き進むほどに人間の暗部へと入り込んでいかざるを得ない「私本太平記」と娯楽的な「新・水滸伝」を並行することが、気持ちを切り替え、心のバランスをとることにもなっていたようです。

この年の夏、体調を崩した吉川英治は、診察の結果、肺ガンと判明しますが、告知されなかったこともあり、「私本太平記」を書き終えるまではと、入院を拒みます。

「私本太平記」最終回の原稿は9月27日に軽井沢の別荘で書き上げ、すぐに毎日新聞の担当者に手渡されました(掲載は10月13日)。
2日後に軽井沢から赤坂の自宅に戻ると、さらに入院を延期して「新・水滸伝」の執筆にとりかかります。
10月2日の午前中に書き上げた原稿は、通常の1号分の原稿のおよそ半分である23枚で、末尾には読者へのお詫びが書かれていました。

「余儀なく今月は短章に終る。読者諸子の御寛恕を乞ふ。 作者」

その日の午後になって、ようやく入院した吉川英治でしたが、中途半端に終わった「新・水滸伝」の続きを気にして、病院を抜け出そうとします。
そこで妻の文子が苦渋の想いで肺ガンであることを打ち明けたことで、吉川英治は思いとどまり、手術を受け、療養することになります。
吉川英治はそのまま、この年の大晦日まで入院します。

その間に、入院前に書いた「新・水滸伝」第48回がが掲載された『日本』昭和36年12月号が発行されます。

大晦日に、半ば強引に退院した吉川英治は、明けて昭和37年は、自宅で療養を続けますが、「新・水滸伝」の続きを書くことはありませんでした。

昭和37年7月19日に再入院した吉川英治は、9月7日に世を去ります。

かくして「新・水滸伝」は、そのまま絶筆となりました。

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2018年2月22日 (木)

草思堂落語会参加者募集

まずは、締め切りが最も早い『草思堂落語会』の告知から。

今年も草思堂落語会を開催します。
開催は4月21日(土)。
演者は、いつもの柳家禽太夫師匠です。

柳家禽太夫師匠は、吉川英治の妻・文子夫人の姪の娘婿という、吉川英治の遠い親戚という立場になります。
それを理由に、最初に落語会をお願いしたのは、文子夫人の一周忌の追悼イベントの時でした。
2007年のことになります。
この時は青梅市内の天寧寺というお寺を会場にしましたが、2年後の2009年から、吉川英治記念館の母屋で『草思堂落語会』として、毎年落語会を開くことになりました。
以来10年になります。

当初は必ず吉川英治による「新作落語」(という名の小説)を演じてもらっていましたが、近年は古典落語だけになっています。
今年の演目はまだ決まっていませんが、どうなりますか。

興味のある方は是非。

申し込みの詳細はこちらへ。

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2017年11月 3日 (金)

冬の文学散歩、参加者募集中

よそのお知らせをしたので、今度は自分のところの企画のお知らせをします。

文学散歩「吉川文学の原点 上野」を開催します。

関東大震災を経験した吉川英治が作家となる決意を固めた上野公園周辺を歩きます。

吉川英治は関東大震災を機に、作家となる決意をしました。吉川英治にその決意をさせた場所が、上野公園でした。
また、上野周辺には、吉川英治と親交のあった横山大観、朝倉文雄の記念館があります。
これらの場所を巡りながら、あわせて、吉川英治が作家となる前の青年時代に住んだ旧下谷西町や吉川英治以外の作家の痕跡も訪ねます。
興味のある方は、ぜひご応募ください。

予定コース
朝倉彫塑館⇒国際こども図書館⇒上野東照宮⇒横山大観記念館⇒旧下谷西町(吉川英治旧居跡)⇒旧北三筋町(吉川英治旧宅跡)⇒旧栄久町(吉川英治旧宅跡)

〈 応 募 要 項 〉
日時
平成29年12月2日(土)  9時にJR日暮里駅改札前集合 13時頃都営浅草線蔵前駅前で解散

参加費用
2500円(朝倉彫塑館の入館料500円、横山大観記念館の入館料800円を含む)

定員
20名(応募多数の場合は抽選)

申込方法
下記申し込み先に、「文学散歩参加希望」と明記し、お申込み下さい。
電話申込みは受け付けていません。
抽選結果は応募者全員に郵送で通知いたしますので、お申込みに際しては住所・氏名・電話番号を明記して下さい。
リクリエーション保険に加入しますので、年齢を明記してください。
2名以上の場合は全応募者の氏名、年齢をご記入ください(住所・電話は代表者のみで結構です)。

受付期間
平成29年11月18日(土)まで

申込先
ファックス=0428-76-1936
郵送=吉川英治記念館(〒198-0064 青梅市柚木町1-101-1)
メール=renraku-yehm@mbr.nifty.com

問合せ先
吉川英治記念館 電話0428-76-1575

備考
参加費用は事前の振込となります。ご了承ください。

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2017年11月 2日 (木)

いろいろお知らせ

しばらく更新を怠っている間に、吉川英治に関わる色々な催し物が各地で開催されています。

いずれも、当館が直接関わっているものではありませんが、開催中のもの、これから開催されるもの、合わせてご紹介します。

◎おばあちゃん画家の夢 丸木スマ展
9月9日~11月18日 原爆の図丸木美術館

かつてこんな記事を書きました。

「丸木俊」
「丸木俊・追記」
「カニの図」

そこで触れた丸木俊「カニの図」が展示されています。

公式ページはこちら

◎英字新聞が伝えた「日本」 ジャパンタイムズ120年のあゆみ
10月7日~12月24日 ニュースパーク(日本新聞博物館)

現在、吉川英治記念館では秋の特集として「吉川英治の翻訳小説」という展示を行っていますが、その中心に置いているのが、戦前の『ジャパンタイムズ』に、吉川英治の作品が複数、翻訳掲載されていたという新発見の事実です。
この展覧会では、『ジャパンタイムズ』の120年の歴史の中の一断面として、吉川英治の作品の翻訳という出来事も取り上げられています。

公式ページはこちら

◎吉備路の作家と時代小説11人展
11月7日~2018年2月4日 吉備路文学館

「生誕100年 柴田錬三郎展」の併催企画として開催されている展覧会で、11人の中に吉川英治が含まれています。

まだ展覧会情報が更新されていないようですが、公式ページはこちら

◎座談会「菊池寛と親友作家の家族」
11月23日 サンポートホール高松

菊池寛記念館主催のイベントに、当館館長の吉川英明が出席します。

詳しくはこちら

◎THE ILLUSTRATOR 生頼範義展
2018年1月6日~2月6日 上野の森美術館

イラストレーターの生頼範義は、吉川作品の単行本の表紙絵や挿絵も多数手がけています。
その一部が、この展覧会に出品される予定です。

公式ページはこちら

以上、ご興味のある方は是非お運びください。

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2017年8月15日 (火)

酒井和嘉子二胡演奏会を開催します

この秋、草思堂母屋を会場にして、二胡演奏家の酒井和嘉子さんの演奏会を行います。

競演は揚琴の張林さんです。

開催は10月14日です。

二胡、揚琴は中国楽器ですので、吉川英治の人気作でもある「三国志」「水滸伝」に関連する曲などを演じていただきます。

演者のプロフィールや申し込み方法などの詳細はこちらをご覧ください。

よろしくお願いいたします。

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2017年6月16日 (金)

文学散歩参加者募集中

恒例となっている吉川英治記念館文学散歩ですが、今回のテーマは「吉川英治と関東大震災 向島編」です。

前回の文学散歩では、吉川英治が上京して初めて暮らした地であり、震災と戦災の記憶の残る両国周辺を歩きました。しかし、実際に吉川英治が震災当時に暮らした家は向島にありました。
また、その家の近くにある向島百花園は、作家以前の吉川英治が執筆したある小説の重要な舞台となった場所です。
今回は、吉川英治以外にも、多くの作家の痕跡が残る向島周辺を歩きます。
興味のある方は、ぜひご応募ください。

開催日は7月22日(土)です。
過去に、大雨で中止になったことがあるので、梅雨を避けた日程にしましたが、ちょっと暑すぎるかもしれません。
しかし、初めから暑いとわかっていれば、熱中症対策も各自考えて来るだろう、と言う小狡い考えもあったりします(笑)

詳しくはこちらをどうぞ。

ご応募をお待ちしております。

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