2013年3月26日 (火)

涙雨

3月18日と25日の2日かけて、吉川英治記念館の敷地内の梅の伐採が終わりました。

いくつかのメディアに「夫婦梅」として取り上げられた吉川英治が愛した梅の木も、25日に伐採されました。

こちらが伐採前。

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これが今の姿です。

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今回伐採されたのは、敷地内にある83本の梅の木のうち34本ですから半分以上の木が残っているのですが、やはりこの梅の木は特別なものなので、失った梅の木の本数以上の空虚感があります。

ところで、メディアの取材が入る予定だったので、この木を伐り始める時間を25日の午前11時と決めていました。

そして、予定通りその時間に梅を伐採し始めた途端、突然強い雨が降ってきました。
それは、この2本の梅の木の伐採が終わるまで続いて、木を伐り終えたら、すっと止んでしまいました。

この日は朝からいつ雨が降ってもおかしくない空模様でしたが、しかし、その時まで雨は降っていませんでした。
そして、止んだ後も、結局、ほとんど雨は降りませんでした。
本当に木を伐っている時だけ、雨が降ったのです。

私は神仏も、霊魂も信じない人間ですが、これには≪涙雨≫という言葉が浮かんできました。

涙を流したのは、伐られた梅の木なのか、吉川英治なのか?

いずれにせよ、こうした辛い思いをするのは、これで最後になって欲しいと祈らずにはいられませんでした。

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2013年3月 7日 (木)

梅の伐採予定日

3月3日付の東京新聞朝刊の一面に掲載されたり、3月5日のフジテレビ「スーパーニュース」に取り上げられたりしたおかげで、吉川英治が愛した梅の木が伐採されてしまうということを知った方からの問合せが増えました。

東京新聞に掲載された写真が、こちらから提供した満開時の写真だったので、既に満開になっていると誤解された方や、もう伐採されてしまったと勘違いされた方がいらっしゃるようです。

吉川英治が愛した紅梅白梅の木が伐採されるのは、3月25日(月)と決まりました。
伐採作業によって来館者の方に何かあるといけませんので、定休日を選んで伐採することになったので、この日付になりました。

また、現在の咲き具合はというと……

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今日現在、こんな感じで数輪ようやく花開いたという状態です。
白梅の方も同様です。

伐採直前の23・24日の土日がちょうど見頃になるのではないでしょうか。

そんな状態で木を伐ってしまうことには心が痛むのですが。

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2013年2月27日 (水)

梅との別れ

草思堂庭園で一番早く満開になる梅の木が、7・8分咲きになってきました。
満開までもう少しです。
といっても、この梅の木以外には開花している梅の木自体が1本しかないのですが。
(撮影は昨日)

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ところで、この梅の木ですが、今年で見納めになります。
プラムポックスウイルスへの感染が確認されたため、伐採されることが決定したからです。

伐られるのは、この木だけではありません。
吉川英治が住んでいた頃からあり、吉川英治がこよなく愛した梅の木も、伐採のやむなきに到りました。

そこで、下記のような企画を実施します。

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吉川英治が愛した梅とのお別れ企画
俳句募集のお知らせ

昭和19年(1944)3月、都心の赤坂から青梅市内の旧吉野村に転居してきた吉川英治は、梅花咲き乱れる吉野梅郷の風情を愛しました。
現在記念館となっている旧吉川英治邸は、当時でも築100年近かった地元農家の屋敷を買取ったもので、その庭には、吉川英治が暮らし始める以前から多くの梅があり、また、吉川英治自身もすすんで梅を植えました。
記念館となった現在も、庭園内には80本余の梅の木が存在します。
ところが、数年前に発生が確認されたプラムポックスウィルスの猛威は、この庭園にも及び、24本の梅の木で感染が見つかり、伐採のやむなきに到りました。
その中には、吉川英治の転居以前から存在し、その姿を特に愛していた紅梅・白梅の木も含まれています。

白梅は紅梅に倚り
紅梅は白梅に添ひ
双照 双映
いよいよ白く いよいよ紅し

これは吉川英治がその2本の紅梅・白梅の木を夫婦に見立てて詠んだ歌です。

この梅の木との惜別のため、吉川英治記念館では、梅を題材にした俳句を募集することにしました。
館内に投句箱を設けるほか、郵送でもご応募いただけます。

ご応募いただいた句は、ゴールデンウィークの頃に館内に展示します。
展示に際しては来館者による投票を行い、多くの票を集めた句の作者には記念品を差し上げます。

○締切り:2013年3月31日(日)
○俳句の展示:同4月27日(土)~6月2日(日)
○郵送での応募先:吉川英治記念館 俳句係 〒198-0064 青梅市柚木町1‐101‐1
○お問い合わせ:吉川英治記念館 ℡0428-76-1575

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伐採は東京都が行ないます(国の業務なので法定受託事務ってやつですかね)。
お役所仕事なので、年度内に伐らねばなりません。
日程に融通を利かせてはくれましたが、3月18日・25日の休館日に伐採する予定です。
それ以後は、館内の梅のおよそ3分の1が失われた状態になります。

できれば皆さんにも、その前に伐られる梅の最後の姿を見に来ていただければ幸いです。

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2013年2月 1日 (金)

最初の一花

2月になりました。

庭園内の梅の木を見てまわったところ、早咲きの梅が一輪だけ咲いていました。

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とりあえず咲き始めは少し普段より遅いかもしれません。
といっても、庭園全体が梅のピークを迎えるのは3月の後半になってからですから、まだ先の話なのですが。

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2012年2月12日 (日)

ようやく開花

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先週の7日あたりから、ようやく梅が咲き始めました。

この梅は草思堂庭園の中では一番最初に咲く寒紅梅で、早い年には年が明ける前に咲いてしまうほどの早咲きの梅です。
1月10日~15日頃に咲き始めるのが普通なので、1ヶ月近く遅かったことになります。

この分だと、吉野梅郷全体としては、やはり3月下旬が見頃になるのではないでしょうか。

そんな折ですが、草思堂庭園の花は梅だけではない、ということで、展示室ロビーにてミニ企画展「草思堂の花々」を開催しています(4月8日まで)。

梅の時期の後も、6月頃まではたくさんの山野草や花木が花を咲かせます。
数は減りますが、秋冬も花は絶えません。

ぜひご覧いただければと思います。

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2011年7月29日 (金)

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今年はセミが鳴かないなんて言ったのは誰だ(笑)

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2010年10月19日 (火)

ナンバンギセル

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ナンバンギセルが咲いています。

以前もこうしてご紹介したことがあるのですが、その時の日付が9月23日。
ざっと1ヶ月遅れです。

ナンバンギセルは漢字では「南蛮煙管」ですが、南蛮のキセルですから、ヨーロッパでかつて主流だったクレーパイプのイメージなのでしょう。
私は以前、都心でアルバイトとして発掘に関わっていた頃、江戸時代の遺跡から出土したクレーパイプを見たことがありますが、いまよく見られる木製のパイプよりもやや華奢なその姿は、よりこの花に似ている気がします。

椎の木の下に植えた斑入りのススキの根元に咲いています。

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2010年10月14日 (木)

ゲンノショウコ

「験の証拠」という風情のない名前とは裏腹に、かわいらしい花ですね。

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2010年10月13日 (水)

セッコク

セッコク(石斛)の花が咲いています。

インターネットで検索すると、5月頃に咲く花だそうなのですが、どうして今頃咲いているのでしょうか?

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2010年7月18日 (日)

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ギボウシの花の上で羽化するとは、なかなか風流な奴ですね。

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